最高の子育てベスト55(著トレーシー・カチロー)を読了しました。
結論として、0〜6歳育児において大いに活用できるおすすめの書籍でしたので、ご紹介します!
最高の子育てベスト55はこんな方におすすめ
- 著者の信念やこだわりではなく、科学的知見に基づいた子育て方法を参考にしたい方。
- 子供の成長において重要な0〜6歳の時期に、どんな接し方や教育をすればよいか分かる「育児のバイブル」のような本が欲しい方。
- 赤ちゃんが産まれた新生児期すぐから、子供の発達に良い働きかけをたくさんしてあげたい方。
もう少しフィーリングを大事に育児をしたい方や、肩の力を抜いて自分の時間も楽しみたい方は、フランスの育児法が参考になるかもしれません。
こちらの記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてください。
最高の子育てベスト55がおすすめの理由
まず、この本は著者の考えや信念ではなく、「実験や研究データ」をもとに書かれているため、信頼できると思いました。
また、著者はアメリカの方ですが、「いいと断言できる子育て」が科学的に説明されているため、国の文化の違いをあまり気にする必要がなく、日本人の私たちにも再現性が高いのではと考えました。
3歳までの子供への接し方がその後の発達を左右するという話や、親としてのマインドについて指南する本や記事はよく目にします。ただ、具体的な行動に落とし込んで「何をしてあげればよいか」というハウツー本はあまり見かけません。
その点、この本は0〜6歳の期間に特化して「こんなことをしてみましょう」「こんな状況ではこんな声かけをしてみましょう」という実例が豊富に盛り込まれているため、「科学的に良い子育て」を実践に落とし込みやすいのではと考えました。
また、ほとんどの項目に括弧書きで「◯ヶ月〜◯ヶ月向け」「◯歳向け」と記載されているため、「今何をすべきか?」ということをスムーズに確認できる点も魅力的と感じました。
現在、私の子供は0歳児ですので、主に0〜12ヶ月の項目に目を通しましたが、それだけでもかなりのボリュームがありました。
一般的な子育て本といえば、赤ちゃん期はさらっとしか書かれておらず、あんよやおしゃべりを始めた子供メインに書かれたものが多いですが、この本はそれ以前の時期の子育てについてもみっちり書かれているので、新生児期から手元に置いて大いに活用することができると思いました。
最高の子育てベスト55を読んだ私の体験:育児の疑問が解決し、0歳児とのコミュニケーションが楽しくなりました!
この本を読んで、私の子供(0歳児)に対する行動はこのように変わりました。
・赤ちゃんと触れ合いを求めているタイミングが分かるようになった。
これまでは、子供が起きている時は常に「好きだよー」「こっち向いてー」と構ってちゃんしていました。子供可愛さももちろんありますが、赤ちゃんは構ってもらえるのが常に嬉しいものだと思っていたからというのもあります。
しかし、最近は「ぷいっ」とそっぽを向かれることもしばしばあり、「ママのこと嫌いなのか?それともツンデレなのか?」と親バカながらに悩んでいました。
ところが、この本では以下のように説明されていたのです。
赤ちゃんは、刺激が多すぎるときに以下の方法で伝えようとするのです。
最高の子育てベスト55、トレーシー・カチロー、 鹿田 昌美
・顔をそむける
・目を閉じる
・視線を避けようとする
・体をこわばらせる
・急に機嫌が悪くなる
たしかに、休む間もなくマシンガントークされたら、大人でも疲れてしまいますよね。反省です…。
それからは、子供が「あー」「うー」と構って欲しそうな声を上げた時や、こちらをじっと見て何かを期待していそうな?時に沢山話しかけるようにしています。
心なしか、赤ちゃんの気が向いたタイミングに合わせてたくさん構ってあげると、その後のグズリや夜泣きが少なくなったような気がします!
・内容を気にせず、赤ちゃんにたくさん話しかけるようになった。
赤ちゃんに話しかけるときって、「ブーブー」とか「◯◯でしゅよー」とか、何となく赤ちゃん言葉を使わないといけないような気がしてました。「こんな言葉理解できないかな?」とか考えてしまい、話しかけのレパートリーやボキャブラリーが少なくなってしまったり…。
語彙力とIQが高く、成績優秀な子どもに育てるには、どのくらい「たくさん」聞かせるべきなのでしょうか?
最高の子育てベスト55、トレーシー・カチロー、 鹿田 昌美
研究によると、そのために必要な単語数は1日2万1000語。1時間あたり2100語です。
赤ちゃんの語彙力向上に必要なのは一日2万1000語とのこと。赤ちゃん言葉だけでは到底満たせそうにありません…。ですが、この本では以下のようにも述べられています。
抱っこして顔を近づけ、ゆっくり母音を引き伸ばし、陽気なハイトーンでおしゃべりしましょう。
最高の子育てベスト55、トレーシー・カチロー、 鹿田 昌美
これを「親語(親が乳幼児に語りかけるときの話し方)」と呼びます。
(中略)
・赤ちゃんが「親語」を聞くと、外国語でも心拍数が上がる。
(中略)
赤ちゃん言葉にこだわる必要はありません。いずれにせよ、赤ちゃんはほとんどの単語を知らないのですから。
語彙や話の内容よりも、「親語で」「たくさん」話しかけることが重要のようです。
このことを知ってから、「難しく考えず、普通の会話のようにお話しすれば良いのか!」と肩の荷が降り、赤ちゃんにたくさん話しかけられるようになりました。
ちなみに、私はフランス語の勉強をしているので、フランス語講座のサイトを開き、赤ちゃんに向かって朗読しています。笑
赤ちゃんとのコミュニケーションと私の勉強、おまけにこの本でも触れられていた「バイリンガルの環境は赤ちゃんの脳にプラスに働く」ことにも繋がり、一石三鳥!
結論:最高の子育てベスト55は出産準備品に加えても良いくらい活躍する本!
その他にも、離乳食の進め方やトイレトレーニング、ねんねトレーニング、思考力や創造力・自制心を育む遊びのアイデアなど、月齢や年齢がが進んでも役立ちそうなノウハウが盛りだくさんでした。私の子供はまだ0歳ですが、成長し、新たな課題が出てくるごとに開いて参考にしたいと思います!
これから出産を迎える方、0~6歳の乳幼児を育てている方はぜひ「最高の子育てベスト55」を読んでみてください!
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